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大学院修士課程 海洋生物環境科学コース2年の名取竜哉さんが第25回DNA多型学会においてDNA多型学会優秀研究賞を受賞

最終更新日:2016.12.9

大学院修士課程 海洋生物環境科学コース2年の名取竜哉さんが、東京大学大樹海洋研究所で行われた第25回DNA多型学会において、外来種のタイワンシジミは姶良異種のマシジミを絶滅の危機に追いやっているのか?という口頭発表を行い、DNA多型学会優秀研究賞を受賞しました。
この研究では、外来種タイワンシジミが日本国内の在来種であるマシジミを雄性生殖という方法で遺伝的にのっとて侵略しているのではないかという長年の仮説に対し、ミトコンドリア遺伝子、核遺伝子、形態を比較することで日本国内での侵略の実態を明らかにしたという研究です。結果として、日本の複数の集団および台湾のシジミ集団を調べた結果、ミトコンドリア遺伝子、核遺伝子、形態の全てのペアで不一致が見られ、原型をとどめないほど侵略は進んでいることが示唆されました。同時に、核遺伝子では、在来種と外来種の祖先型が同定できないほどの交雑がおきていたこと、形態と全く一致しないことから、そもそも従来の形態識別によるタイワンシジミとマシジミの分類は生物学的に見直す必要もあること、闇雲なタイワンシジミの駆除は、マシジミ遺伝子やマシジミそのものも減少させるリスクがあるので危険であることを指摘しました。

              


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