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「グローバルアグリ体験講座」で海外の農業を学ぶ【植物生産環境科学科】

最終更新日:2016.12.15

植物生産環境科学科では、国際的な視野を広げるため、毎年3年生10名を10日間タイに派遣し、海外の農業や国際協力を学ぶ「グローバルアグリ体験講座」を開講しています。

事前研修で準備はバッチリ

 グローバルアグリ体験講座に参加する学生は、出発までに何回か事前研修を受けることになっています。例えば、英語での自己紹介の練習を行ったり、タイの文化や風習・安全についての講習、国際連携センター教員によるJICAの活動についての講義などを受けます(写真1)。これに加えて、植物生産環境科学科教員が中心になって開催している「グローバルカフェ」へも参加して英語での会話に慣れます。「初めて海外に行く」という学生がほとんどですが、こうした事前の活動・研修により、安心してタイに行くことができます。

                   (写真1)

タイの農業について学ぶ

 タイに到着した後の活動拠点は、カセサート大学です。「カセサート」とはタイ語で「農業」という意味だそうです。そのまま日本語に訳せば「農業大学」となることからも分かるように、カセサート大学は農業分野ではとても有名な大学です。また、宮崎大学農学部とカセサート大学は結びつきが強く、今年はカセサート大学附属高校出身の7名が農学部に入学しています。
 2016年度の場合は、タイの首都・バンコクに到着した後、まずはカセサート大学バンケンキャンパスでの学内見学(写真2)や学長表敬訪問を行いました。また、バンコク市内のJICAタイ事務所を訪問し、日本の国際協力についても学びました(写真3)。その後、バンコク郊外にあるカセサート大学キャンペンセンキャンパスに移動し、タイでのGood Agricultural Practice(GAP)に関する活動について学んだり、天敵利用の研究をしているNational Biological Research Center(写真4)、Tropical Vegetable Research Centerなど学内施設(写真5)の見学を行いました。その他にも、学外のココナッツ工場、ハス園、果樹園、さらにはマングローブ林など、様々な場所で実習・見学を行いました。もちろん、こうした場所での講義や説明は、全て英語です。

            
  (写真2)                                                          (写真3)

             
  (写真4)                                                          (写真5)

タイの文化を知る

 現地では、タイの文化も学びます。なぜなら、現地での農業は文化と密接な結びつきがあるからです。例えば、今回日本ではあまり馴染みのないハスの花を栽培している現場を訪問しました。そして、タイの仏教寺院を訪問し、タイでは参拝の際にはハスの花を供える習慣があることを学びました。こうして日本との習慣の違いを知ると同時に、農業と文化との繋がりを実感することができました。また2016年度は、世界遺産にも指定されているアユタヤ遺跡などを訪問しました。さらに、現地の学生との交流も行います。交流行事では、現地の学生がタイ式キックボクシング(ムエタイ)や伝統舞踊(写真6)を披露してくれ、また、いくつかのプログラムではタイの学生も同行して一緒に実習を行い、タイの学生と英語で話す機会がありました(写真7)。こうした交流を通して、参加者の多くは英語力不足を痛感し、これが帰国後の英語学習の原動力になっています。

             
  (写真6)                                                          (写真7)

なお、本年度の実施は、日本学生支援機構(JASSO)の「海外留学支援制度(協定派遣)」の支援を受けて行われました。

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学生の感想

  • タイは日本と気候がかなり異なるので日本にはない農作物が数多くあり、日本とは一味違う農業がおこなわれていました。特に印象に残っているのがドリアンです。ドリアンは、授業で詳しく習ったのですが、当然日本では見ることもできないので、先生の話を聞いて想像するだけでした。しかし今回のタイの研修で実際のドリアンを見ることができました。実際の農業と授業がうまくリンクしました。授業で聞いたことしかなかったものを実際にこの目で見て経験することができたので良かったです。
  • タイでいつもとは違う農業に触れることで、さらに農業の面白さを発見でき、これからの研究活動への意欲が高まりました。JICA事務所でタイへの農業支援活動のことなどを聞き、今までは日本国内で働くことしかあまり考えていませんでしたが、このように将来外国で働くということも一つの選択肢に入るようになりました。
  • タイの学生との交流を通じて、タイの学生の英語力の高さに驚きました。私たちはジェスチャーも交えてやっと会話できるようなレベルだったので、如何に英語力がないかを思い知らされました。悔しいという思いもありますが、何より自分の英語力のなさによって会話が制限されてしまっていることがすごく残念でした。グローバルアグリ体験講座への参加によって、語学力向上への意欲がかなり高まりました。

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