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だから! 宮大農学部

学生の手で講演会を企画・運営

最終更新日:2014.6.27

 

平成26年6月10日に宮崎大学で、ケニア在住の獣医師滝田明日香さんの講演会「アフリカ象のいない地球」が行われました。滝田さんは、マサイマラ国立保護区で獣医師として働きながら、アフリカゾウの絶滅を阻止するための活動をしており、テレビ等の各種メディアでも取り上げられています。
講演はアフリカゾウの密猟や違法象牙などの問題について、社会的な背景や今後の展望も含めた大変示唆に富む内容で、学内外から会場が満席になるほどの参加者が集まり、今まで知らなかったことを知る貴重な機会となった、と大変好評でした。
そして、この講演会の立役者は、獣医学科6年生の伊藤綾夏さん。
周りの協力を得ながら企画・運営を主に一人で行いました。

「アフリカの現状を知ってもらいたい」その思いが行動に

伊藤さんは、以前からアフリカの社会問題や野生動物などの現状についての講演会を宮崎大学でも開催できればいいなと考えており、ケニアでのスタディツアーに参加したことで一層その思いを強めていました。そんな中で、滝田さんのトークイベントの開催者を募集していることを知り、是非お願いしたいと考えました。
先方との講演の交渉では、「次の世代を作る人が象牙を必要としない社会のため」ということで、宮崎大学での開催を快諾してもらいました。

開催準備も入念に

講演前は知人のツテを頼り、宮崎市の大学4カ所へのポスターの掲示や、Facebookやウェブサイト、フリーペーパーへの掲載、また自身もラジオ出演をするなど宣伝活動にも励みました。
開催前日に急遽予定がキャンセルになるというハプニングがありましたが、教員など周囲に相談して乗り切り、別の日に開催できることとなりました。

いろいろな人とのつながりを大切にし、今回の講演を成功させた伊藤さん。
子どもの頃から生き物が好きで、とりわけ好きな反芻動物についてもっと多くのことを勉強したいという思いから、獣医学科を志望しました。
将来は動物園の獣医師か野生動物に携わる研究者になりたいとのこと。
今回の講演会の成功がきっと今後の自信へとつながったことと思います。 

学生のコメント
今回、滝田明日香さんに宮崎大学にお越しいただいて、講演会を実現できたのは、私にとって、非常に感慨深いものがありました。私は幸いにも、大学1年生の時に、ケニアで多くの野生動物を見て保護の実情について知り、また貧困やエイズなどのアフリカにある社会問題を現地で学び機会を得ることができました。しかし、多くの日本人にとってアフリカは、身近でないというのが現状だと思います。アフリカの野生動物の現状をよく知っている方を招いて、宮崎大学で講演会を開きたい、という構想を抱いたのは、私がアフリカに行くきっかけをつくってくれた鹿児島大学での神戸俊平先生による講演会でした。
3月の終わりにFacebookのページで、滝田明日香さんが帰国され、トークイベントを行う方を募集するという知らせを目にしたとき、チャンスが巡ってきたのだと思いました。ぜひこの機会を形にしたい、多くの人に話を聞いてもらいたい、そんな思いで、2ヵ月の間、先方とのやり取りをしたり、ポスターを作ったり、学内外で宣伝したりと講演会の準備に奔走してきました。
講演会が直前に延期になるというアクシデントもありましたが、多くの方の協力を得て、無事、開催できたことに感謝しています。

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